らぬかの小さな
「読まれなくてもべつにいい」「書くのが楽しい」「とにかく書きたい」と思ってみても、すぐにまたモヤモヤする。淡々と心やすく書くためにはきっと、「書くのが好き」以外の確固たる目的が要るのだ。(日常を書き留めてお
きたいとか、何かを記録したいとか、書きながら考察したいとか、あるいは、アフィリエイトで儲けたいとか…)
そういうものがわたしにはない。
だからいちいち、「どうして書くのか」「どうして読まれたいのか」「読まれないのか」と考えて行き詰まる、息詰まるdermes 激光脫毛。たのしいことをしているのに時々たのしくなくなるのがたのしくない。
20時過ぎた書店の中を、3歳になるかな女の子が必死に駆け回っていた。
どたどたと運動靴を鳴らし、全力で駆けては息を切らして立ち止まり、また違う方向へ、まるで何かを追うように走り出す。
「店内で走らないでください」と店員が、どこでもない空間に向かって弱い声を発する。小さい子は走っている。
父親と母親はなにか話し合いながら本を探していて、一年生くらいのお姉ちゃんがその後に続き、ときどき横を通る妹に手を伸ばしたりする。それでも走る女の子は止まらない。
小さい女の子の足音は店内に響いているから、側に居なくても姿が見えなくても、どこかに彼女がいることがわかる。
きっと眠くて、変にテンションが上がっているんだろう。
動き回って疲れ果てて、あとはぱったりと寝てしまうんだろう。
PR